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ユニットについて

「モビリティ基盤数理(Advanced Mathematical Science for Mobility Society)」研究ユニットは、京都大学の学際融合教育研究推進センターに学際的な教育研究を推進する体制として置く教育研究連携ユニットのひとつとして、2020年2月1日に設立されました。2020年7月現在、京都大学内外の数理系研究者50名余りが参加して「モビリティ基盤数理」に関する研究活動を展開しています。京都大学ホームページには2020年3月10日に紹介されました。

​現 状

自動車産業において、「CASE」や「MaaS(マース、Mobility as a Service)」と呼ばれる技術革新によって、クルマの概念そのものが変わろうとしています。これからの未来は人々の暮らしを支える全てのモノ、サービスが情報でつながり、クルマを含めた町全体、社会全体という大きな視野で考えること、すなわち、モビリティの側面から超スマート社会を実現する「コネクティッド・シティ」という新しい発想や概念が必要となっています。

​概 要

モビリティに関する新しい価値を創出する「モビリティ基盤数理」構築のための基盤数理の3要素

  • 情報のフローに関する大量なデータの収集と解析能力に関する数理/データサイエンス

  • データや処理の分散性、安全性、高速性、信頼性、弾力性、低コストといった従来型ではない特徴をもつグラフネットワークの制御と最適化

  • 社会的公正性、価格の均衡、個人の行動誘因を損なうことなく実現するといった集団としてのルール決定に関するアルゴリズム

等を専門分野とする情報学研究科、数理解析研究所等、京都大学の複数の部局に所属する数学・数理科学、数理工学、情報学分野の研究者が、他大学に所属する共同研究者とともに、機関や部局の壁を越えて結集し、共同研究活動を実施します。

特 徴

本研究ユニットは、数学・数理科学を中心とする基礎科学分野の研究者が産学連携を行うことが大きな特徴です。我々は、大学の基礎科学と我が国が競争優位性をもつ産業とが、理論研究と技術開発両面で支えあうという新しい産学連携を推進し、民間からの研究資金が大学に入ってくるサイクルをつくることで、結果として、基礎科学の研究基盤を安定化させたいと考えています。単に基礎研究の応用先を産業界に探すというものではなく、大学と産業界の強みをうまく組合せ、学内外の研究者ネットワークをフルに活用することで大学が新しい価値を創り出していきたいと思います。技術革新によって産業を支えてきた概念そのものが変わろうとするとき、何をすればいいかから考え、自由な発想で研究を行う大学の底力と強みがものをいいます。「卓越した知の創造を行い、自由と調和に基づく知を社会に伝える」という京都大学の基本理念とも合致します。

​概要図
「モビリティ基盤数理」研究ユニットは、分散性、安全性、高速性、弾力性、低コストといった特徴をもつネットワーク上でヒト、モノ、情報が動くスマートな未来社会の基盤となる「モビリティ数理プラットフォーム」の構築を進めます。 このプラットフォームでは、シェアリング・マッチングに関するテンソルデータを含む良質なデータを、ローカルとグローバルをつなぐグラフ・ネットワーク上で高速処理することで新たな価値を創造します。

本ウェブサイトを通じて 「モビリティ基盤数理」研究ユニットに対する皆さまの

ご理解とご支援がさらに進むことを期待しています。